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    JUGEMテーマ:アート・デザイン
     
    大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015に行ってきました。
     
    学生の頃から美術手帖なんかで見てて、いつか行ってみたいと思っていたトリエンです。
    会場となる新潟の妻有地方は青森から遠く、なかなか機会と気合いを得られなかったのですが、今年初めて行くことができました。
    大地の芸術祭は、新潟県の十日町市と津南町全域を使って行われています。
    とても1日でまわりきれる芸術祭ではないので、今回は2日間かけてまわってきました。
     

     
    最初は、中心施設になっている、キナーレに行きました。
    キナーレの中心には水がはってあって、そこに人工の山があり、まわりをわらで作った鳥や船が飛んでいました。
     

     
    次にもぐらの館に行きました。
    ここは閉校した小学校で、土をテーマにした作品をたくさん見ることができました。
     

     
    上の作品は、木の間に縄が張ってあって、そこに土を塗りつけた作品です。
    事前に写真で見たときは木か何かを組んだ作品なのかなと思ったのだけど、土でした。
    この他にも、土の色やかたち、可能性を知ることができる作品がたくさんでした。
     

     
    次にうぶすなの家に行きました。
    この建物は築およそ90年の家だそうで、陶芸家の人の作品などを見ることができます。
    1階はレストランにもなっていました。
    2階はかつて蚕を飼っていたそうで、その頃のことをイメージした作品などがありました。
    建築物としてもおもしろい建物だそうです。
    柱や壁板に曲がった木が使われているのですが、この地方は雪が多く、木が曲がって育つため、当時の大工さんが元の木の形をうまく利用して家を作ったのだそうです。
     

     
    次は光の家に向かいました。
    その途中にも、野外彫刻の数々が。
     

     
    光の家は、天井に穴が開いていて、屋根が開く部屋があります。
    上の写真は、屋根が開くところです。
    屋根が開くと、四角い穴から空が見えます。
    当日は曇り空だったのですが、屋根が開くと白い空が見えて、とてもまぶしかったです。
    この他にも、光ファイバーの照明が幻想的な浴室などがあり、宿泊することもできるそうです。
    とっても予約が取れなさそう。
     

     
    次は絵本と木の実の美術館に行きました。
    ここも閉校になった小学校が使われています。
    絵本作家の田島征三さんが、学校全体を「空間絵本」として再生したそうで、カラフルで楽しい空間でした。
    最後の在校生の3人や、学校で飼っていたヤギが出てきたり、いたるところにおばけのトペラトトがいたりしました。
     

     
    大きなトペラトトも。
     

     
    次に、森の中の彫刻を見に行きました。
    虫を追い払いながら森の中を進んでいくと、帽子が浮かび、ガールやくまがいる場所がありました。
    とにかく森の中です。虫がこわかったです。
     

     
    次に再構築という作品を見ました。
    建物が中も外も丸い鏡でおおわれています。
    建物の中に入ると、先が外に向かって開いていて、外の緑が写ってとてもきれいでした。
    風がふくと鏡1枚1枚がかすかに揺れて、風景がちらちらして見えました。
     

     
    1日目の最後は、たくさんの失われた窓のためにです。
    東北新幹線の中で見ることができる、トランヴェールの6月号の表紙にもなっている、有名な作品です。
    ふつうの窓サイズなのかと思っていたのだけど、思ってたよりでかくてびっくりしました。
    カーテンがゆらゆらしてて、その向こうの景色がまわりの景色より特別に感じました。
     

     
    2日目の最初は、土石流のモニュメントを車窓から見つつ、最後の教室に行きました。
    ここも閉校になった学校が使われています。
    閉校になった学校がとても多いなと思いました。
    体育館から始まり、黒い額縁がならぶ廊下を歩き、階段を上り、心臓の鼓動のような音が大きく響く理科室や、額縁に囲まれた音楽室などをまわりました。
    ちょっとこわいけど、とても印象深い作品でした。
     

     
    次はまつだい農舞台に行きました。
    ここでは私の尊敬する草間彌生さんの作品を見ることができます。
     

     
    それからこれも見てみたいと思っていた作品です。
    棚田に農作業をする人たちがいます。
    そこに浮かぶ文字はどうなってるのかなと思っていたのですが、農舞台の建物の展望台から見ると、そこに設置してある文字が奥にある棚田にかぶって見えるというしくみでした。
    妻有の地域は、どこをめぐっても田んぼだらけという印象でした。
    この作品では、そんな田んぼの風景が利用されていて、おもしろかったです。
     

     
    こちらも、田んぼの中に赤い人たちがいます。
    近くによってみると、その1人1人の名前が背中についていました。
    実際にそこで働く人たちだそうです。
     

     
    ここのエリアは農舞台から続く坂道沿いに作品がたくさんありました。
    巨大な色鉛筆がぶらさがってる作品も。
    1本1本に国の名前がつけられています。
    えんぴつの色や太さ、長さと国名は、何か関係あるのかしらと思いました。
    それにしても坂道がとっても長く、つかれたので、半分も先に行けずに下りてしまいました。
     

     
    農舞台の中にも、いろいろな作品がありました。
    羽生ハント。
     
    この後は影向の家に行きました。
    暗い中で煙の入ったシャボン玉が浮かび、天井の梁にあたってシャボン玉が割れて煙がただようという、とてもおもしろくて不思議な作品でした。
     

     
    次にマウンテンパーク津南に行きました。
    ここはスキー場みたいです。
    コースを歩くと、作品に出合うことができます。
     

     
    小さな鉛筆がたくさん並ぶ作品。
    約7000本もあるそうです。
    事前に写真で見たときは、体育館みたいなところに鉛筆が立ってると思ってたのですが、建物は小さな箱のような感じでした。
     

     
    それからとっても登山して、ドラゴン現代美術館を見ました。
    中国の登り窯を移築したものだそうです。
    この山の中を、どうやって登り窯を運んできたのだろうかと思いました。
     

     
    それから風の家に行きました。
    家全体で風を感じることができる場所です。
    ひもをひっぱると壁のアコーディオンが鳴ったり、ふいごを動かしてそこにつながっているホースを壁の柱の穴にあてると音が出たりしました。
    ここのスタッフのおじさんにどこから来たのと言われ、八戸からだと言うと、今のところの北のいちばん遠くだと言ってました。
    北海道の人とかがいたら、こされちゃうな。
     

     
    次にやはり閉校になった学校を利用した上郷クローブ座を見てから、最後に出逢いDEAIに行きました。
    中も外もとてもかわいい場所でした。
     
     
    今回は2日間でまわりましたが、2日間でもぜんぜん時間が足りませんでした。
    普段は静かな町なのでしょうが、芸術祭があることで、多くの人が訪れているという印象でした。
    地元の方々は、良く思ってる人も悪く思ってる人も、楽しんでいる人も興味のない人もいるのだと思います。
    しかし、作品から妻有の良さを感じることができる場面が、ちょいちょいありました。
    外部の人間の我々だけでなく、地元の人たちにこそ楽しんでもらいたいなと思いました。
    展覧会鑑賞 | 01:59 | author lapinagile | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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